こんにちは。大分市敷戸にあるだいふく整骨院です。
今回は、足の捻挫についてのお話です。
足関節は、脛骨、腓骨、距骨によって構成される関節です。足関節の捻挫は日常的に多く見られる外傷です。外側側副靭帯損傷と内側側副靭帯損傷があります。
急外側側副靭帯損傷というものは特に多く見受けられます。多くは足の関節を内がえしすることによって発生します。よく歩いていてなるものです。また、足関節が固定され下腿が回旋された場合も発生します。外側側副靭帯の中でも前距腓靭帯が最も多くみられる損傷です。前距腓靭帯には足関節の内がえしを抑制する機能と距骨の前方移動を制御する機能があります。したがって損傷によって足関節内反動揺性がみられるようになる場合があります。
足関節外側部に疼痛、腫脹がみられます。重症の場合はくるぶしに内出血が発生し歩行痛が強くなったり立ち上がりが困難になります。受傷後の経過と疼痛や腫脹などの損傷程度が必ずしも一致するとは限りません。(例:痛みが少ないが腫れがすごい)内出血は徐々に下に下がっていくので足先が黒くなることもあります。
治療法については、負傷初期にはRICE処置(特に冷罨法)を行い、固定を行います。腫脹が激しい場合は高くあげていた方が良い場合もあります。酷い場合、固定はサポーター、テーピング、厚紙副子、シーネ固定など状態を見て変化させます。強く固定しない方が良いものもあります。通常は2~3週間で固定を外すことができるが患部の腫脹の状況や不安定性の状態によっては長期を要するものがあります。靭帯の完全断裂が見られる場合は1カ月以上の長期治養となります。
物理療法、手技療法を行います。固定時の関節拘縮防止の観点から足指部の運動療法を行っていきます。
スポーツを行う場合は再発の可能性が大きいため、治療後数カ月はサポーター固定もしくはテーピング固定をした方が無難です。固定がうまくいっていなかったり固定期間不足により慢性化する恐れもあります。
気になる方はお気軽にだいふく整骨院までご連絡ください。