Nextbody / だいふく整骨院 予約優先制です
予約優先制です
アクセス・交通案内

ブログ

2023.12.24

カテゴリー:未分類

首〜肩の痛みについて!詳しく書いてます。

LINEで送る
Pocket

・寝違え
 急性疼痛に頸椎や肩甲骨の運動性が制限された状態をいう。
≪発生機序≫
 大部分は長時間不自然な姿勢をとったり、寒冷にさらされたり、疲労したときなどに不用意に首をひねったり、肩甲骨を動かしたりしたときに起こる一過性の筋痛であるが、頸椎の退行性変化を基盤として起こる場合や炎症性の疼痛による場合もある。
≪症状≫
 頸椎の運動制限はあらゆる方向にみられるが、とくに捻転や側屈が制限されることが多い。疼痛は僧帽筋、菱形筋、胸鎖乳突筋、肩甲上神経部などにみられ、これらの圧痛部に小指頭大のしこりを触れることもある。さらに頸部から両側肩甲間部にまで疼痛が放散することも少なくない。
≪治療法≫
 圧痛部位を冷やしたり、逆に温熱を加え手技療法、理学療法を行う。また牽引療法や軽い頸部・肩甲帯の運動も有効なことが多い。
≪予後≫
 比較的良好であり、数日から数週間で全快するが、ときには数カ月も疼痛状態が続くこともある。
≪鑑別診断≫
 頸椎椎間板ヘルニア、リンパ性斜頸、悪性腫瘍の頸椎転移などとの鑑別が必要である。

・腱板断裂
 腱板は回旋筋腱板ともいわれ、前方から肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の四つの腱からなり、各々の腱が一体化して上腕骨頭をおおっている。肩関節の外転、外旋、内旋の主動作筋は三角筋や大胸筋など表層の筋であり、腱板の主な作用は上腕骨頭を関節窩に押しつけ、安定性をもたらすことにある。この四つの筋は単独または複数で損傷する。とくに棘上筋は解剖学的に損傷を受けやすく、上肢下垂安静時にもストレスを受け、さらに長い間不調和な肩外転運動を繰り返すと、肩峰下、烏口肩峰靭帯などと触れ合い摩擦して機械的、無菌的炎症による損傷を作り出す(腱板は加齢による退行性変性の進行が早い)。
≪分類≫
 ①完全断裂
         滑液包面断裂
 ②不全断裂   腱内断裂
         関節面断裂
≪発生機序≫
 腱板断裂は1回の外力で発生するものと、加齢などによる変性に加え、腱板脆弱部に繰り返しの張力がかかり、変性が進行し断裂にいたるものがある。断裂部位は大結節から1.5㎝近位部に多く、この部位は欠乏に乏しい。また、投球障害などのスポーツ障害として不安定性や拘縮をきたすものに棘上筋腱と肩甲下筋腱の間隙、いわゆる腱板疎部に損傷をきたすものもある。
 ①肩部の打撲などによる直達外力により発生する。
 ②手や肘を衝いて、その際、上腕骨大結節が肩峰に衝突するなどの介達外力により発生する。
 ③投球、投てきによる使いすぎOVER USEにより発生する。
 ④中高年では1回の外力でなく、使いすぎによって擦り切れるように損傷を起こす。
 ⑤その他まれにわずかな外力、たとえば電車の吊り革をもっているときの急停車などにより発生する。
≪症状≫
 ①疼痛
 
 【受傷時痛】
 受傷時に鋭い疼痛を感じ、数時間で軽快するが、その後さらに激痛を発するものが多い。
 【運動時痛】
 外転60~120°の間に疼痛を生じることが多い。また、肩関節90°屈曲位で上腕を内外旋することにより疼痛が生じることもある。
 【圧痛】
 大結節、三角筋前部線維・中部線維に圧痛を認める。
 【夜間痛】
 就寝中痛みで目が覚めることが多い。
 ②陥凹触知
 完全断裂では圧痛部に一致して陥凹を触知するものがある。
 ③機能障害
 屈曲、外転運動に制限がみられる。また、肩関節の外転位が保持できない。
 ④筋力低下・脱力感
 小断裂のものでは筋力低下を認めないものもあるが、筋委縮の進行に伴い筋力低下も進行する。また、上肢の脱力感を訴えるものがある。
 ⑤筋委縮
 陳旧性のものでは筋委縮がみられる。
≪検査≫
 ①有痛弧徴候
 ②クレピタス
 ③インピンジメント徴候
 ④ドロップアームサイン
≪治療法≫
 ①理想的には、損傷された腱部にストレスが加わらない位置で固定されるべき(棘上筋腱であれば外転位)である。軽度の場合、吊り包帯により安静を図り冷湿布、以後症状の経過にあわせて適正な理学療法を開始する。上腕骨骨頭の関節窩への求心性を回復させることが重要であるので、可動域訓練、腱板筋力訓練および肩周囲筋の強化訓練が重要となる。
 ②完全断裂の場合は、外転副子、スリングなどを用いて、安静固定を図るが、陳旧性のものや長期にわたり夜間痛が持続するもの、筋委縮や脱力、さらに拘縮などが出現したものは観血療法の適応となる。

・上腕二頭筋長頭腱損傷
 上腕二頭筋は、烏口突起に起始する短頭と関節上結節に起始する長頭からなり、橈骨粗面に停止する。上腕二頭筋長頭腱は、肩関節腔内を骨頭上部に沿って走り結節間溝に向かい、結節間溝のトンネルの中を通る。上腕二頭筋長頭腱は結節間溝内で水平方向から垂直方向へと方向を変えるという解剖学的特徴により結節間溝で機械的刺激を受け、摩耗しやすい構造となっていて、腱炎や腱鞘炎、ときには断裂が発生する。40歳以上になると加齢的変化により腱の変性が生じるために、とくに発生頻度が高くなる。
 小結節に付着する肩甲下筋腱、およびその表層腱と線維を交え大結節に付く横上腕靭帯が断裂すると、上腕二頭筋長頭腱が小結節を乗り越え脱臼を起こすこともある。
≪発生機序≫
 ①肩関節の外転、外旋運動。仕事やスポーツ活動でこの動作を繰り返すことにより小結節との摩擦による変性が進み発生する。
 ②重量物の拳上によって上腕二頭筋が腱の張力を越えて収縮したとき
 ③緊張した上腕二頭筋に対し突然の強い伸張力が加わった際に発生する。
≪分類≫
 ①結節間溝部での断裂
  非常に多く、腱の変性を伴っているものが多い。腱板損傷に伴うものもある。
 ②筋腱移行部での断裂
  若年者の激しい運動の結果、発生することがある。
≪症状≫
 断裂部位や断裂の発生機序または完全、部分断裂かによって症状は一定しない。
 ①断裂音とともに激痛を伴い、腫脹と上腕部に皮下出血斑が出現する。
 ②上腕二頭筋の筋腹が遠位に移動し、腫瘤状に膨隆する(両側の力こぶを比較すると患側は筋腹が短縮して小さくなる)。また筋腹の近位に腱性の索状物を触れ、圧痛がある。損傷の初期は、疼痛のため屈曲力、握力が低下し、夜間の疼痛も出現するが、2~3週間経過すると疼痛は軽減し、筋力低下はある程度回復していることが多い。
 ③腱炎や腱鞘炎の場合、結節間溝に圧痛を認めることが多いが、著名的な可動域制限はなく、投球時に上腕二頭筋に沿って放散痛を認める。
≪検査≫
 上腕二頭筋長頭腱損傷の検査
 ①ヤーガソンテスト
 ②スピードテスト
≪治療法≫
 症状は時間経過とともに軽減し、機能障害を残すことも少ないが、スポーツ活動や上腕を使用することが多い若年者は観血療法をすすめるべきである。初期は冷罨法、固定、提肘をすることにより運動を制限し、安静を保持する。疼痛軽減後に可動域訓練や筋力強化訓練を行う。

・ベネット損傷
 ベネット損傷は、野球歴の長い選手、とくに投手に多く、肩関節窩後下方の骨増殖による骨棘(上腕三頭筋長頭起始部付近や関節窩後下縁の骨棘)をさす。また、クアドリラテラルスペース(後方四角腔)シンドロームにおける腋窩神経の絞扼を助長する一要因と考えられている。
≪発生機序≫
 投球動作により上腕三頭筋長頭や後方関節包に繰り返し牽引力がかかり起こる骨膜反応と考えられる。上腕三頭筋長頭や後下方関節包の拘縮を合併することが多い。
≪症状≫
 ①無症状のものも多いが、投球のコッキング期、フォロースルー期に肩後方の疼痛や脱力感を訴える。
 ②肩関節後方に圧痛がある。
 ③外転、外旋を強制すると肩の後方に疼痛を生じる。
 ④肩関節の内旋可動域が減少する。
≪治療法≫
 疼痛のある時は投球を中止させ、冷罨法、固定、提肘をして運動を制限する。疼痛が軽減後、ストレッチ運動、筋力強化訓練を行う。保存療法により改善がみられないときは、医師に対診を依頼すべきである。

・SLAP損傷
 関節唇は関節窩の全周に付着し、関節窩と関節包とをつなぐ線維性軟骨であり、投球動作による繰り返しの負荷により肩関節の上方の関節唇(上腕二頭筋長頭腱付着部)が剥離、断裂する。
≪発生機序≫
 投球の動作のコッキング期後期に外転、外旋を強制され、生じやすいとされているが、リリース期やフォロースルー期での痛みの発生報告もあり、また上腕二頭筋腱の牽引による原因も否定できない。外傷に伴う場合、肘関節伸展、肩関節外転位で手を衝き、骨頭が上方に突かれ損傷した報告、コンタクトスポーツ中に腕を引っ張られ損傷した報告、柔道で袖を掴んでいる状態で技を返され損傷した報告もある。
≪分類≫
 Ⅰ型:上方関節唇が擦り切れ、変性する
 Ⅱ型:上方関節唇と上腕二頭筋腱が関節窩から剥離する
 Ⅲ型:上方関節唇のバケツ柄断裂
 Ⅳ型:転位したバケツ柄関節唇断裂が上腕二頭筋腱内へ広がる
≪症状≫
 投球時(コッキング期からリリース期にかけて)、上腕の拳上回旋運動時に断裂した関節唇が引っかかり、疼痛や不安定感を呈する。
≪治療法≫
 保存療法を2~3カ月は行うべきである。投球フォームの改善、保存療法で改善しなければ観血療法を検討する。Ⅱ型以上はこの対象となることが多い。不安定感を主訴とするものは、腱板や肩甲骨周囲筋の筋力強化により症状が軽減することがある。

・肩峰下インピンジメント症候群
 腱板ならびに肩峰下滑液包が肩の動きのなかで烏口肩峰アーチ(肩峰、烏口肩峰靭帯および烏口突起)に繰り返し衝突することにより腱板の炎症、変性、肩峰下滑液包炎を生じる病変をさす。腱板に対し過剰な機械的刺激が加わり続けると最終的には断裂にいたる。腱板のなかでも棘上筋腱がもっとも障害されやすく、それは、棘上筋腱が烏口肩峰アーチ直下にあり、肩峰と上腕骨頭あるいは大結節との間ではさまれることが多いからである。
≪発生機序≫
投球動作では、コッキング期の最大外旋位から内旋に向かうときに棘上筋腱が烏口肩峰アーチの下でこすられて発症する。水泳のフリースタイル、バタフライなどでも発生しやすい。
 また、肩峰の彎曲の強い人や肩峰先端に未癒合の骨化核(肩峰骨)がある人には発生しやすいといわれている。
 Neerは肩峰下インピンジメントの多くは、棘上筋出口の狭小化により起こるとし、その病変を3期に分けている。
 ①第1期(急性炎症期)
 外傷で棘上筋腱に出血と浮腫が発生し、局所の安静により経過とともに消退する。発症年齢は25歳以下である。
 ②第2期(亜急性炎症期)
 外傷を繰り返すと、腱および滑液包に線維化が生じ慢性腱炎となる。一時的には炎症は消退するが、過度な使用で再発する。好発年齢は25~40歳である。保存療法が適応となるが、軽減しない場合は、肩峰下滑液包切除、烏口肩峰靭帯切離が適応となる。
 ③第3期(腱断裂期)
 棘上筋腱、肩峰下滑液包、烏口肩峰靭帯に不可逆性変性が生じ、腱板が断裂する。好発年齢は40歳以上であり、前肩峰形成術と腱板縫合術が適応となる
≪症状≫
 症状は肩峰下滑液包炎の症状が主体となる。
 徐々に発症する肩拳上時の疼痛(とくに、上肢を肩の高さより上で使用したときの運動痛が特徴で、肩を使うほど悪くなる。)引っかかり感、筋力低下や夜間痛がある。
≪検査≫
 ①有痛弧徴候
 ②インピンジメント徴候
≪治療法≫
 急性期は冷罨法を行い、疼痛を誘発する動作を禁止する。症状が改善されないときは、医師に対診を依頼する。

・リトルリーガー肩
 リトルリーガー肩は、10~15歳の少年野球の投手に多くみられる上腕骨近位の骨端成長軟骨板の炎症ないし成長期の少年に繰り返される投球動作による上腕骨近位骨端線離開(疲労骨折)である。この骨端軟骨損傷の形態はソルター・ハリスのⅠ型と考えられる。初期は骨端線の拡大、不整であるが、進行すると骨端が内・後方にすべりだす。すべりの程度は大腿骨頭すべり症に比して軽度であるが、内反変形を残すこともある。小学校高学年から中学生の野球少年が肩の痛みを訴える場合、第一に考えるべき損傷である。
≪発生機序≫
 フォロースルー期での急激な上腕の内転、伸展および内旋により上腕骨近位骨端成長軟骨板にねじれと張力の過剰なストレスが加わり発生する。
≪症状≫
 投球動作時の疼痛が主訴であるが、疼痛を生じる投球相や部位は一定せず、肩全体に存在することが多い。圧痛は大結節ではなく骨端成長軟骨板の高さの側方にあり、腱板障害との鑑別が必要である。急性期には熱感がある。
≪治療法≫
 1日および週の投球数を制限し、トレーニングの前後はストレッチング、ウォーミングアップ、クールダウンを行わせ、投球後は冷却することが大切である。
 骨端成長軟骨板の炎症程度の場合は、しばらく投球を禁止し、安静を保持させ、骨端線離開となったものは、骨折として治療を行う。

next body/だいふく整骨院までのアクセス
このページの先頭へ
キッズスペース、ベビーベッド完備
整骨院経営・経営コンサル
note
求人情報
電話で予約
LINE予約