腰痛、ぎっくり腰は、年齢や性別に関係なくちょっとした動作で痛みを発症することがあります。
例えば
ちょっとしゃがんだ際に/車から降りようとした際に/後ろを振り向いた際に(身体を捻る) など
腰を使う動作で発生します。
この3つが腰痛を発生させる原因の大きな理由です。
3つのポイントをしっかり押さえ気をつけていきましょう。
急に発生するように感じますが、実際は、小さい負担の積み重ねが何かのきっかけで強い痛みを発生させます。
その為、急性というよりは、亜急性という分類をされ、温めた方がいいのか、冷やした方がいいのか意見が別れるところです。
ギックリ腰は一度なってしまうと痛みがキツくて動くのに非常に不便になります。
当院の患者さんの例では運動中や作業中での方が多い状態になっております。
腰が真っ直ぐ伸びなくなっていたりする事が多いのですが、原因が腰にないケースが多いです。(原因は患者さんによって異なります)
診てみないと何とも言えませんが、大体が2週間〜4週間くらい期間を要します。施術で概ね問題ない状態となります。
ギックリ腰になってしまったら大変なので、そうならないように、先ずは日頃からケアをしていきましょう。
腰痛の対策や日常で容易にできるケア方法を以下にご紹介します。
正しい姿勢を保つことは非常に重要です。座るときや立つときに広背筋を伸ばし、肩を背中に引くように意識しましょう。
大切なのは腰を反ることではなく肩甲骨を寄せることです。
また、デスクワークをする場合は、デスクと椅子の高さを調整し、腰をサポートするためのクッションを使用することもおすすめです。
車の運転で腰痛が出る方はシートの高さを変えるだけで軽減する事もあります。物をもったり人を抱える場合膝を曲げず前傾になる人の方が腰痛を悪化させるケースが多いです。
腰や背中の筋肉を強化することで、腰痛の予防や改善に効果があります。
見落とされがちですが、腹筋を鍛えることも重要です。
ヨガやピラティスなどのエクササイズもおすすめですが、ヨガやピラティスは相性がある為、悪化する可能性もあります。
適度な運動を行うことで筋肉を強化し、腰痛の改善につながります。
ウォーキング(運動不足の方がいきなり走るのはおすすめしません)や水泳などの低負荷の有酸素運動、ストレッチやヨガなどの柔軟性を向上させる運動がおすすめです。ただし、激しい運動や無理な負荷のかかる運動は避けましょう。自重トレーニングが良いでしょう。
腰痛の場合、温めることで筋肉の緊張を和らげる効果があります。湿布や温湿布は表面温度が変わらない為、どちらがいいというのはありません。
温泉は実際に効果が認められています。外部からの温めは浸透までに時間がかかるため15分〜がいいでしょう。
氷で冷やす: 急性の腰痛や炎症がある場合は、アイシングで腫れや痛みを軽減することができます。
腰痛の場合、筋肉の硬さや緊張が原因となることがあります。マッサージやストレッチを行うことで筋肉の緊張をほぐし、腰の痛みを緩和することができます。
股関節や背中に原因があるものは見落とされがちな為痛みの出る具合が長期化することもあります。
患者さんの動き方や痛みの出方を見てしっかり判断すれば各ポイントを指圧したときに、痛みの出方がわかります。
人によっては腰が痛いと言っても、腰を押したときより股関節(背中)を押した時に飛び上がるくらい痛いという方もいますのでご注意を!!
過体重や肥満は腰に負担をかける要因となります。適切な体重を維持することで腰痛の予防や改善につながります。バランスの取れた食事や適度な運動を行い、体重を管理しましょう。
テーピングをしてコルセットをすると腰の補助をする力が増えます。ただし、やり過ぎは筋力低下を招く恐れがあります。 | 仰向けで寝て片足の膝を立て、腿の片足を載せます。(あぐらのイメージ)腿の後ろで手を組み胸へ引き寄せます。 |
仰向けで寝て上記の様な姿勢を作ります。その後、脱力して左右に倒していきます。 | (筋力アップ)椅子に座り椅子の両サイドを持ちます。膝を引っ付けて胸へ向けてあげていきます。この時、背筋は伸ばしておいてください。 |