別名:ジャンパー膝。名称通りジャンプを繰り返し行う事で発生しやすいものとなります。
主に、膝の曲げ伸ばしを繰り返して発生する為、走る競技を行う選手、肥満なども原因として考えられます。
注意点は、オスグット・シュラッター病と似ていると言う点です。
● オスグット=骨に異常が出る
● 膝蓋靭帯炎=筋肉へ異常が出る
※似てはいますが別物です。
発生する要因や場所が似ている為、小学生~高校生くらいまではオスグットと診断される事が多くあります。
しかし、靭帯や筋肉への理解があれば、膝蓋靭帯炎を見つけ出すことができるでしょう。
膝蓋靭帯炎では、膝のお皿の下あたりが痛くなってきます。
酷くなると腫れが出てくることもあります。
また、日常生活で歩くだけでも痛みが強くなることもある為、早期に対応した方が回復は早いと言えます。
膝蓋靭帯炎の治療は、安静、冷却、湿布、鎮痛剤、理学療法などです。安静は、膝に負担をかけないようにすることです。冷却は、氷嚢や冷却シートで患部を冷やすことです。湿布は、患部に湿布を貼ることです。鎮痛剤は、痛みを和らげるために使用します。理学療法は、筋肉を鍛えて膝関節を動かす範囲を広げるために行われます。
膝蓋靭帯炎は早期に治療を開始することで、症状を軽減することができます。また、適切なリハビリテーションを行うことで再発を予防することができます。
膝蓋靭帯炎の予防には、膝に負担をかけないようにすることです。また、筋肉を鍛えて膝関節を安定させることも予防に効果的です。
スポーツをする前にはストレッチを十分に行うようにしてください。無理な運動は避けることも大切です。