本来背中から見た時まっすぐに並んでるはずの背骨が左右に曲がっている、もしくは捻じれている状態を指します。
背骨が左右に歪むことで、左右の肩の高さ、肩甲骨位置、腰の高さ、胸の骨の左右差などの位置関係が悪くなります。
側弯が進行すると、最も気になるのが見た目です。
見た目の悪さを不安に来院される子もしばしば・・・。
側弯が進行していくと腰背部痛や心肺機能へ影響を及ぼすことがある為注意が必要です。
姿勢の悪さから疲れやすさや、運動のしにくさや体を痛めやすくなる恐れがあります。
また、体幹バランスが乱れる事でスポーツへの影響も見られます。
小児~思春期くらいの女の子に多い症例で、その多くは特発性となります。(原因がわからないものが多い)
筋肉の影響や、姿勢の悪さなどからの影響も考えられます。
スマホのし過ぎだけでなく、スポーツでの怪我をかばって発症する事も考えられます。
当院では、姿勢サポート~改善が見込めます。
側弯症の治療は、背骨の曲がり具合によって異なります。
軽度の側弯症では、背筋を鍛える体操や装具療法で治療します。中等度から重度の側弯症では、手術が必要になることがあります。
また、成長期のお子さんには、定期的に検診を受けることをお勧めします。
側弯症の予防は、背筋を伸ばして正しい姿勢を保つことです。また、運動を定期的に行うことも予防に効果的です。